2025年大阪万博におけるArtigiani In Liguria (リグーリアの職人技)
2025年大阪万博におけるArtigiani In Liguria (リグーリアの職人技)
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職人の手で生まれる作品はそのどれもが物語を語りかけます:古来の手法に忠実に、選び抜いた素材を使い、注意深いまなざしと熟練の手が生み出す逸品たち。海と山を持つリグーリア州では、芸術の域に達するほどの職人技は、貴重な伝統として誇りをもって受け継がれています。大阪万博にリグーリアの職人達が持参するのは真正、力量、情熱が生み出す美しい作品です。
このエリアでは「Artigiani In Liguria(リグーリアの職人技)」のブランドを冠する10社が、自らの製品や作品を披露します。
「Artigiani in Liguria(リグーリアの職人技)」ブランドとは何ですか
「Artigiani in Liguria(リグーリアの職人技)」はリグーリア州の高品質なブランドです。品質と伝統的な作業に関する厳格な要件を満たす職人だけが認定されます。消費者に対してその製品の真正、卓越した技術で作られていること、ファッションから陶器、木工からバイオリン制作、ガラス製造から修復までのさまざまな分野における技能をブランドによって保証します。
ブランドには国際的に認められ、評価される卓越性の証として「Classe Superiore(上級クラス)」の文字が添えられています。
2025年大阪万博でのプロジェクト
万博会期中に、イタリアパビリオン内リグーリア州の展示に充てられたスペースでは、選び抜かれた職人がその技術をライブで見せる実演、動画の映写、リグーリア州の職人のアイデンティティーを語りかける展示が行われます。
訪問する皆さんは、バイオリンが完成する瞬間やハンドメイドのジュエリーの制作、著名なキアヴァリチェアの修復、伝統、革新、持続可能性が融合した遺産ともいえる、自然石工芸品を保存するための修復を間近にご覧いただけます。
メイド・イン・イタリーの卓説性を象徴するリグーリア州のファッションも、大阪の展示の主役となります。こちらも「Artigiani in Liguria(リグーリアの職人技)」のブランド認定された、リグーリア州の企業が制作したドレスやジュエリーの展示や、モデルが着用してファッションショーを来館される皆さんにお見せし、リグーリア州の専用スペースをエレガントでスタイリッシュなムードに演出します。
万博におけるリグーリア州の職人エリアをご訪問される方にはもれなく、リグーリア州の職人の魂と触れ合うかけがえのない出会いの思い出として、「万博パスポート」にスタンプを押していただけます。このスタンプそのものが職人の手で丹念に作られており、我が州が誇る職人技と伝統を伝えます。
参加する各企業
参加する各企業
Avant Toi、ファッション(ジェノバ)
1994 年にフィオレッラとミルコ・ギニョーネによって設立されたAvant Toiは、カシミアメーカーとして芸術性、クラフツマンシップ、新しい事への試行を融合させるイタリアのブランドです。ミルコの芸術的ビジョンから生まれた革新的な色使いは、エアブラシなどの手作業を駆使した染色技術により、貴重なヤーンや生地から装う価値を生む芸術品、ユニークなウェアが生み出されます。
どの作品も従来のファッションの境界を打破し、素材とカラーが相まってアイデンティティーと自由なクリエーションを示す、大胆で個性的なルックを誕生させています。30年以上の歴史を誇るこのブランドは、オリジナリティ、研鑽、妥協のない品質という価値観を守り、ラグジュアリーファッション界の指針であり続けています。
1955年にリア・ガンベッタによってジェノバで創設された家族経営企業のLiapull Cashmereが制作を手掛けるブランドです。職人によるメイド・イン・イタリーのカシミア加工を専門とする Liapullは、卓越性、情熱、そしてノウハウを3世代にわたり体現しています。
Creazioni Orafe Antonelli – 金細工(サルザーナ –スペツィア県)
ルイザ・アントネッリは24年間にわたり、サルザーナの歴史的中心部に構えた自の工房で、ゴールドに貴石をあしらった他に類を見ないラグジュアリーなジュエリーをハンドメイドしており、その芸術的なクラフツマンシップの卓越性を表彰されています。フィレンツェで日本とイタリアの珠玉の職人たちから指導を受け、打ち出し、彫金、洋彫り、透かし彫り、ワックス、マイクロフュージョン、高級ジュエリーの仕上げなど、希少な伝統技法を習得しました。今回のイベントやデモンストレーションでは、イタリア文化に日本の繊細さを融合させ、伝統的な金細工の価値を伝えます。
L’Asino d’Oro di Stefano Grosso – 金細工(ジェノバ)
名高いディノ・ブルランドから学んだジェノバ出身の金細工師。地中海とエトルリアの伝統にインスピレーションを得た、歴史あるスフォルツァ細工をさらに発展させています。スフォルツァ細工の工程は、ワックスモデリングの技能と、その後の金属の鋳造や加工を組み合わせたものです。オブジェを上手く仕上げるためには「verditura」と呼ばれる金の着色が重要であり、これは木目金と呼ばれる日本古来の金属加工技術に例えることができます。ユニークなジュエリーを創作し、日本との文化的、商業的な対話を開くことに取り組んでいます。ワックスモデリングとロストワックス鋳造を中心に据えたこの技術は、最小限の設備で実践的で興味深い実演が可能なため、移動式工房に適しています。
Maiuguali di Claudia Cavalieri – ファッション(ジェノバ)
単なる職人工房にとどまらない創造性のラボであり、金属、布地、皮革、樹脂、使用済みのインナーチューブのような素材を選び抜き、高度な手作業を経て個々のアクセサリーを生み出しています。芸術的な金細工、テクスチャ加工、金属工芸の指導を受けたクラウディアは、リサイクルの枠にとどまらず廃棄物を貴重なオブジェに昇華させる、芸術的で持続可能な表現として、アップサイクルに取り組んでいます。細心の注意を払った工程と素材の深い知識を備えた彼女の作品は、どれも強いインパクトを与える外観と現代的な特徴を内包するユニークなジュエリーに仕上がっています。スタイルのディテールに限定されずアイデンティティーの表現として、自覚、美、決意を持って人目を集めることを選択する人々のために作られています。
Nuova Legatoria del Centro – carta, tipografie e attività affini (Genova)
Nuova Legatoria del Centroは1955年に誕生した職人工房で、時を経て、品質、専門性、斬新さにおける基準へと変化を遂げ、卓越したスタッフがデザインから製造の細部にいたるまで配慮と注意を凝らして作業を行っています。ジェノバの中心部に拠点を持ち、紙や天然素材の加工に関わる長年の献身と情熱から、斬新なアイデアを生み出し、結婚式の引き出物、結婚式のアルバム、招待状、さまざまなオブジェ、ノートブック、アドレス帳、カスタムボックス、商業印刷物を作成しています。リグーリアの職人技を紹介するエリアを訪れる方向けのスタンプをハンドクラフトで作成しました。
OgiGioielli Contemporary – 金細工(ジェノバ)
OgiGioielli Contemporary は、金細工師の娘として1977年にジェノバで生まれたマヌエラ・ブルランが営んでいます。マヌエラは「女友達のために特別な贈り物を作ることから、金細工師としての私の旅路が始まったのです。感情や絆、物語といったことに、形状や身に付けられること、特異性を与えたいという願いから、すべてが始まりました。最初は反抗した両親や指導者から、目と手を通してこの職業の基礎を学び、美術史を専攻にした近代文学の学問と並行して、この道を歩み続ける選択をしました。2005年に大学を卒業した後、伝統に根差しながらも、現代的な北欧のジュエリーや、日本的な美学への最初のアプローチに影響を受けたOgiGioielli Contemporaryを設立しました。2024年に、物語性のあるジュエリーを専門にする初の個人アトリエを開く決意をしました。現在もそこを拠点に作業を続け、そこでは毎日サイクルが終了し、新たなサイクルが生まれているのです。」と語ります。
Paola Roberto Sartoria Artigianale – ファッション(ジェノバ)
1980年6月にジェノバで生まれ、幼い頃からあらゆる創造性にピュアな情熱を傾け、芸術について学び始めた後、ジェノバでも有数の歴史を誇る学校でドレスメイキング、モデラー、ファッションデザイナーとして芸術的な縫製技術を専攻しました。
2005年には自らのアイデアを実現し、ジェノバの美を代表するセストリ・ポネンテの歴史的中心部にアトリエをオープンし、自身のプロジェクトを発進させました。
典型的なファッション・アトリエのイメージを持つ店を持ちたいと願い、20年に渡り正真正銘の伝統的な縫製技術を継投した、レディースモデルやオーダーメイドのドレスの制作に携わっています。近年はモロッコでコレクションを発表し、国境を越えたハイファッションの創造的な路線を選択し、実現したいアイデアやプロジェクトが豊富なこの道をこれからも歩み続けていきたいと願っています。
Scalia, Liutaio – 職人修復とバイオリン制作(ジェノバ)
ジェノバで生まれ、チューリッヒで木材の保存修復からキャリアをスタートした後、ピオ・モンタナリを師としてその指導の下でバイオリン制作に取り組み始めました。1997年から弦楽器の制作と修復に専念しています。ニューヨークで師と仰ぐアダム・クレインと出会ったことがきっかけとなり、彼に捧げるバイオリン「守護天使」を作りました。今日ではサン・マッテオ広場にあるスタジオを拠点に、偉大な先人たちの古来の伝統を受け継いだ作業を続けています。厳選した素材と時を経ても変わらない道具を使用しています。ワークショップは音楽家との出会いの場にもなっており、チューニングや音の面で協力し合うなど、活発で刺激に満ちた職人ならではの対話が交わされます。